TEACCHプログラムの理念

先日、自閉症協会の講演に行ってきた。
参考になりました。詳しい内容はともあれ、一番印象に残った言葉、これはTEACCHの理念であるのだが「自閉症の人は自閉症のまま、幸福に生きる」ということ。なんだか、目からうろこでした。この意味をよくよく考えるととても深いのですが、自閉症を治そうとしない、そのままの姿を受け止めること、周りがそのように接すれば、本人は幸せに生きられよう。ともあれ、最近のたいたいを見ていると、少なくとも週末はとても幸せそうである。旅行のときの姿からも、おいしいものを食べるとか、電車から奇麗な景色を眺めるといったことが幸せ!単純、シンプルであるが、人間が幸せに生きる要素ってこのくらいのことかもなんて思ってしまった。まさに本能に正直に生きている人である。
講演の話とまたまたかなりずれてしまったが。
この講演会に行って、あと一点感じたことは、講演を聴きに来ている人は意外と若い人が多かった。施設の職員や教員の方だあろうか。しかも今風のきれいなお兄さんやお姉さんといった感じの人たちが実に熱心に聴いている。障害者を取り巻く制度も変わってきているが、実際接する職員、ボランティアといったマンパワーが肝心。日本の若者もそう捨てたもんじゃないと感じ、ちょっとというかかなりうれしくなった。このことだけでも今日はかなり収穫のあった一日であった。