大阪岸和田城〜明石100キロウォーク 近笑会 〜人生3度目の100キロウォークにチャレンジ〜


まるで、バカかいかれているとしか言いようがないでしょうか・・
40台半ばのおばさんとしては、地元の昔からの友人に言わせれば、なんでそんなに歩くのか意味がわからないと。
そりゃそうだ!!そう何時間も歩きっぱなし行ってこと自体、第一時間がもったいないよね!だからウォーカーはもう、引退したと思われるおじさまが大半をしめているのだ!!しかし、その人生の大先輩であるおじさまウォーカーとのコミュニケーションがいいのよね。
一回これにはまったら、アル(歩)中はやめられない。とのことで、なんと気がつたら3回目の100キロウォークにエントリーしていた変なおばさんであります。(まあ、この年になって、ひとつでもとりえをみつけておこうかななんて、あがいてみたりするわけですよ・・(笑)
さあて、前置きは長くなりましたが、約半年前の筑波100キロウォークを制覇したときは、こんなの人間のすることではない!!一生100キロなんて歩いてやるものか!!とかたく心に誓い、もう切断してしまいたいくらいの2本の脚を引きづるようにして筑波温泉にむかい、帰りはすっかり回復していた私であります。それからの約6カ月は、なにもしないと筋肉は低下の一途だ!と、スーパー銭湯、自宅風呂にて毎日ではないけれどスクワット&ストレッチっを欠かさず。
さてさて、熱い夏もおわり、今年もウォーク日和の秋になりました。心配していた天気も絶好調!!


10月11日。翌日の100キロウォークに向けて、午前中仕事を終え、午後から大阪、岸和田へ。
12日。理想的な晴天、11時岸和田公園。だんじりで有名なところです。
スタート地点には過去の100キロウォークのようなお祭り騒ぎ的な雰囲気はなく、普通のウォーク前。参加者も地元のおじさまウォーカーが大半をしめ、歌を歌ったり・・いつもそうであるが、このスタート前の和ましい空気は気持ちいい(この人たち自分も含めであるが、これからとんでもないつらいことが待っているのを承知であるのに・・)千葉からきているのは私だけかいな。
12時。地味に・?スタート。
知らなかったが、始めの10時間で50キロ地点を通過しなければならない。これは結構きびしいぞ。前半はあんまりのんびりはしていられない。
しばらくは、だんじり祭りムードの街中を歩く。
しばらく大阪の町を満喫しながら・・
たこ焼き屋がたくさん。

30キロ地点あたりから、そろそろ暗くなってきた。大阪の繁華街・「新世界」「通天閣」遠くからでもきれいなイルミネーション。
もっと、近くで見てみたかったな。そうそう、大阪といえば、グリコの像はどこなんだろう?たいたいは修学旅行でみてきたらしいが・
今回は大阪見物ではないのだ!!しかし、知らない街並みをきょろきょろしながらで飽きない。
ちょっと腹ごしらえをしたいところだが、とにかく22時に50キロ地点尼崎を通過するまでは頑張ってみよう。
しばらく、カフェイン強めの炭酸飲料で頑張る!!

兵庫県突入。もう大阪とはお別れ。参加者は80人くらいなので、すっかり周りにウォーカーはいなかったが、4人組の関西ウォーカーとはこの先、同じペースで歩くことに。
リーダー格?の男性は見事にひきしまった体系、なんと先週トライアスロンで優勝してきたとか、その奥様らしき高齢の女性も70歳とはいえ、マラソンランナー、そしてその娘?かわからないが若い女性2名。
こうやってグループで歩くのっていいなあ。
さて、がんばった甲斐あり。21時40分ころでしょうか。尼崎駅前の公園到着。夜の公園で水とおにぎり2つをいただき、ようやく靴を脱いでゆっくり休憩。いまのところノープロブレム。
今回は後半の悲惨な状況を想定し、信号待ちごとに頻回にストレッチ&スクワットをかかさず。おかげで、脚はまだまだ。
さあ、ここからが本番なのだ。とはいえ、前半ほとんど休まなかったので急にペースダウン。
時間内につけばいいのだ!!
先ほどの4人組の若い女性がなにやらこんな夜中に店をさがしている。どうやら脚の痛みでロキソニンを探しているらしい。
よく、ロキソニン飲みながら歩くと聞くけど・・夜中はちょっと危険よね。
彼女たちは後半かなりきつそうに歩いていた。
夜中の国道をひたすら歩く。
70キロを超し、神戸、元町へ。昼間ゆっくり来てみたいな。夜中なので寄り道することなし。
75キロ、。神戸駅。やった。あとは早く夜が明けて!
昼間あれほど暑かったのに、さすがに2時3時は冷える。コンビニで挽きたてコーヒーをのんで身体を温める。やはりこの時間はいくら歩き続けているとはいえ、空腹も感じず食欲もあまりない。
5時。まだまだ陽が昇らない。
一宮駅。ぼちぼち朝。身体冷える。
須磨。80キロだ。眠い。寒い。だるい。しかしなんときれいな海。リゾート地だな。
だめだ!!だれもいない道端に座り込む。やった〜ローソン!!温かいカフェラテ飲み、しばし居眠り。
数分だったろうか・・この超短時間の意識不明時間が、ほんの少しパワーを回復させてくれた。
もう、散歩のようなペースでしか脚が動かない。でも、前回は80キロ地点では手で持ち上げないと脚が前に進まなかったことを考えれば、今回は脚が機能しているではないか!いけるぞ!!
陽が昇り始めてからは、温かくなってきた。今日もなんてよい天気なんだろう。

しばらく須磨の海岸沿いをひたすらゆっくり歩く。明石大橋をながめながら・・
途中、何回は横浜からきているという男性ウォーカーと一緒になる。
90キロあたりで、先ほどの若い女性2名。どうやら一緒のベテラン2名とは分離したらしい。
なんとも、前半とはうってかわり二人とも会話もなく苦虫をかみつぶした表情でもがんばっている。
この4人(私も含め)多分最終尾だろうな。

93キロ。舞子駅。とうとうきたぞ!明石まであと何キロという表示が・・
とうとう、90キロ歩いた!ここから最後がまた長いのであるが、幸い脚は機能しているので、ゆっくりとにかく転ばず進むなり!!朝からは
海岸沿いの気持ちいいコースである。きっと最後の一番つらい時に元気が出るようなコースを考えてくれたのだろう。ありがたい。
やっと、遠くに龍の湯の建物が・・そうだ!!ゴールをしたら至福の楽しみがあるではないか!そうそう、恒例のアフターウォークの風呂屋はすでに調査ずみ。なんてったって、歩く楽しみの一つにこのアフター風呂&ビールがあるからさ!!これを無くして歩けるわけがない!!
いつものツーデーなどは、もう半分すぎたら頭の中はアフターお風呂とどんだけビールが旨いかを考えながら幸せに一歩一歩近づいて歩いている私であるが(そんなことを考えているからいつも道の迷うんだ!!
90キロを超して、体力の限界も越したところでそれでも歩ける源はこのアフターウォークの至福のひと時への妄想ほかならない。
あ〜やっと駅がみえてきた、ころには疲労感の完全麻痺。
10時丁度ころ。めでたし!22時間にて100キロ。今年2回目。トータル3回目の100キロウォークを完歩しました。
100キロという距離を丸1日寝づに歩くという行為は全くばかげているでしょう。
しかし、きっときっとこの自信は2014年のパワーの源になることを信じて・・
3回制しての私なりの100キウォークとは・・
〜とても個人的な、そして心とか身体とかいうよりスピリッチュアルな自己陶酔〜ってとこかな
ちょっと、おおげさかな〜
今年の集大成は、来月の東松山のスリーデー(50×3)3回目のチャレンジでかざることとして・・