授業参観(せこいけど、あんたは得だよ。でもこれからはちょっとは我慢しようよ)

6月28日
今日は中学部になってからも何回目かの授業参観日。
特別支援学校は普通の学級より、授業参観の頻度が多い気がするが、これは親としてはうれしいことである。
小学部のときより、障害児学級の雰囲気にはだいぶ慣れ、わが子はともかく、いろいろな子をみているだけでも
この授業参観というものはそうとう楽しい。
授業参観というと、国語だったり算数だったり、自分の子が手を挙げて発表するとかしないとかそういうものなのでしょうが・・
(多分、自分のうん十年前の記憶からすると)
特別支援学校の授業は、単元というか科目みたいなものはあるのですが、
内容はほとんど個別でひとりひとりに応じた対応を、1対1、もしくは、1対2で行っている。
先生は大変であろうが、普通学級の30対1の授業より、うちの子はとても得をしている気分になるのは、
そうとうせこい親なのでしょうか。
まず、たいたいの場合、内容よりなにより、中学1年の後半くらいからきちんと着席し、
教室から脱出しないようになったらしい。
とはいっても、教室の中をぴょんぴょん、うろうろ動き回っていることにはかわりない。
いざ、授業が始まり、やっていることと言えば、小学部でもやっていたような内容。
な〜んだ、まだこんなことしているのかと相変わらず成長がない奴と思いきや、
いや、ちょっと待って。全部正解してるではないか。先生から○マークの連発。
以前なら10分もたたず、飽きてふらふらしていたが、にこにこして、集中しているようだ
(かどうだかはわからないけど、単純なことでも集中しないと正解はでないと思う)
わ〜すご〜いとエールを送った。

2時間目。
絵を描く授業らしいが、たいたいはファミレスのメニュー(これは永遠のたいたいの愛読書本であり、休み時間などに好き見れるよう、よく特別支援学級にはおいてあるのです。)
をみながら、大声で泣き始めた。その後も食べ物が乗っている本をぺらぺら見ながら、結構しつこくないていた。
私にはわかっていた。11時近い。お腹が空いてきたということを・・でも給食はまだ。腹がへっているのはあんただけでないよ。
みんなこれが終われば給食だって、がんばっているんだよ。
そうゆう調整ができず、ほんとに本能だけなので、わかりやすいけど実に勝手なやつである。
でも、なんとかあきらめたのかそのうち着席し、先生といっしょに貼り絵を制作し始めた、たいたい。
そして午後一番は、生き返ったように飛び跳ねて元気な光景が眼に浮かびます。
うちの子は腹が減るのが人一倍早いのはどうしてだろうか?そんなことを悩んでも仕方ないが。
そういえば、小学部の時よく大事なイベントとかがあると、よく先生から
「お母さん、明日はいつもよりたくさん朝ごはん食べさせてください」と言われたものだった。
昔からよく、おかわりした上に人の分までたべてたなあ。授業のことも、このこともたいたいは、かなり得をしている子だなあ。