奇妙な行動 ②迷子

ようやくここ3,4、年、ママの寿命が縮まる思いはなくなったけど、初めの何回かは、心臓がとまりそうでした。

最初は、電車で出かけようと、駅のトイレにいったときでした。しばらく次の電車が来ないことを確認して、すぐだからと私ひとりで入ってしまった。そのわずか1分くらいの瞬間、なんと、反対ホームの電車に乗ってしまったのでした。こういうときに、そうすればいいか、だれに、どこに連絡すればいいのか、とにかく今、起こっていることの重大さを冷静に認識する余裕もなし、とにかく私の心臓はどきどきしていました。乗り換えて都内まで行ってしまったら。へんな人に連れ去られたらなど、考えられうる最悪の状況が次々と頭の中をめぐり、気がおかしくなりそうでした。結局、駅員に連絡し、2つ先の駅で補導されていました。
私は生き返った!!
しかし、当の本人は全くなにが起こったか、罪の意識のかけらもなく、駅員室のなかで朱肉を手一杯につけて遊んでいた。
いうまでもなく、それからは、必ずトイレは一緒に入ることにしてる。

保育園では何度も脱走。そのおかげで保育園には鍵つき柵がいつのまにかできてました。

家からよく飛び出していくときは、たいてい近くの小学校のグランドだった。そこにいなければ、だいたいリストは3つくらいあり、そのすべてにいないときは大変。まあ、まずは食べ物があありそうなとこがかなり有力!そういえば、お向かいのおうちに入り込んで、勝手にバナナ食べていたことも。。手をつないでいても、ものすごい勢いで振りほどかれ、突っ走って次の交差点を曲がられてしまえば、もうアウト!
いなくなって30分過ぎたらすぐ警察です。迷子になったら、30分以上は探さない。30分たっても見つからなかったらすぐ警察へ連絡しなさいときららの会長さんにいわれてからは、何度警察のお世話になっただろうか。無線で流されたこともあったし。。。さすが警察は必ず見つけてくれます。
それからは、ちょっとでも見失なうと、まずきららの会長さん、学校などに連絡し、一斉にみんながたいたい探しを始めた。
家のカギは自分で開けられるので、出て行くのがわかるように玄関に大きな音の鈴をつけた。
このように1回ごと対策を練ってはきたが、数えると何回迷子??というか脱走があっただろうか?だらしのない母親である。
これで、私の寿命はかなり短縮されたのではないかと思う。
やっと、今、迷子になることは、なくなった。私の寿命もすこし伸びそうです。