母親

最近読んだ本の中に「子供はみな母親を選んで生まれてきている」とありました。そして、「どんな子も、もともとが母親を好きで好きで生まれてきたのです」とのこと。世の中のお母様方はこれを聞いてどう、お感じでしょうか?ちなみに一生懸命育児をされ、お子様をかわいがっていらっしゃるお父様方へは、大変申し訳ないのですが、「お父さんだけが好きなのでお父さんを選んで生まれてきた」というのはないそうです。しかし、それはお父さんだけということで、このお父さんとお母さんの間を選んで生まれてきているわけです。
自分が子供に選ばれた?よく、「子供は親を選べない」とは聞きますが。
率直に私はたいたいに選ばれたなら光栄です。うれしく思いました。こんなこと、もっと早く知っていれば、今まで何度も怒鳴ったり、おこったりしなかったのに・・と言いたいところだが、そんなことはないと思う。そして、こんなえらそうなこと言っていながらも、また、来週会うと、きっと「こら〜、たい!」と怒鳴っていることだろう。ごめん、せっかく選んでくれたのに、ゆるしてくれ、たいたい。

そういえば、以前私はこう思っていた。このような子を神様があえて私にさずけてくれた。健常で頭のいい、手のかからない子が3人もいて、それでも仕事をバリバリこなすお母さんは私の周りにもいくらでもいる。しかし、もし、この子がいなかったら、私は私利私欲まっしぐらに生きていたかもしれないし、実母とあんなにいい争い、いざこざもなかった、そして、もっともっと育児を人に任せていただろう。この子がいたことで、少なくとも他のお母さんに比べ、いろいろな人との出会いは多かった。たくさんの人のやさしさに出会った。そして、いろんな人が声かけてくれた。よいかわるいのか、近所の人やスーパーの店員にもすぐ覚えられてしまって、道を歩いているとやたらといろんな人に声かけられる。これは、絶対人生得していますよ、私!自分の力でなくね。子供に感謝ですね。そして、神様は知っていた。私には一人が精いっぱい。二人も三人も育児できる人ではないことを・・
本当に子供は天からあのさずかりものですね。そうおもうと、天国のパパには感謝しなきゃ。パパあってのたいたいですからね。