ママの快適温泉巡り まさに人生の楽園(伊東温泉〜湯河原温泉)

2月の23日から2泊3日
今回は、伊東温泉と湯河原温泉
伊東温泉の目的は市内に10か所ある共同温泉巡り
10湯すべてを制覇したかったのですが、今回は伊東に1泊だったので、4湯でした。
ここの共同浴場はほとんどが午後からだったためもあり。

1湯目 恵比寿あらいの湯
まずは、一番オープン時間がはやい、あらいの湯へ。
駅から30分くらい、海沿いを歩いたのですが、静かでしかも地味でちょうどよいお散歩コース。
30分はちっとも苦にはならない距離でした。
伊東って結構温泉地としては、知名度が高いから、もうすこしにぎやかかとおもったけど、意外や意外。地味です。そういうほうが私は大好きですが。
中に入ると、真ん中に浴槽が一つあるのみ。
思ったより湯は熱くなく、無色透明さらっとした感じ。くせのない湯でした。
ここでは、1湯目なので、1時間15分くらいはいたでしょうか。
今日はこれからなので、やや控えめにして。。と思ったのですがどうも、1回湯につかると満足いくまで入らなければ気がすまない私でした。
まずは、気持ちよいほどに温まり、周りに人もいなく、快適な温泉のオープニング。

2湯目 毘沙門天芝の湯

さてさて、今日はあと何湯はいれるか。
次は、1湯目に一番近い、共同浴場
あらいの湯からは、歩いて5分くらいでしょうか。
ここは、共同浴場っぽくなく、ちょっと設備がいい感じで広い。
家族風呂も5室くらいあり、ここならたいたいもつれてこられるなあ。
入ってびっくり。
混んでいる!!
1湯目とは大違い。
どうやら、伊東共同浴場の中でもここと、和田老人の湯はめちゃ混んでいるらしい。
中はバリアフリーになっているし、身障者用の広いトイレもあり、脱衣所も真ん中に座って脱衣できるスペースやちょうどよい高さの椅子。
たくさん着ている服をぎゅーぎゅー押し込まなくてもいいくらいの広いロッカー。
ここは、高齢者、障害者に徹底的に使いやすくなっている施設でした。
どうりで、杖をついた人、地元の高齢者といった人が多い。
まあ、若くて元気な私でも入っていいかな。
中は浴槽も広く、入りやすくなっている。
しかしこの混雑ぶりはなあに?
オープン直後の時間だったので一番湯をみんな目指して来るのか。
じゃあ、きっと私ほど長風呂する人はあんまありいないだろうから(年寄りばかりだし)、適当に腰湯でもしながら空くのを待ってよう。
洗い場もひとつも空いてない。
ここは、湯温が高くそう長くはいっていられないので浴槽には2,3人くらい。
ほとんどの人はあ洗い場でごしごし長時間洗っている。
浴槽に出たり入ったり、何度もくりかえしているのは私くらいでした。しかし、この私でもこの熱さは首までつかあるのはきつい。
ということで半身浴をくりかえし、洗い場がいつあくかな〜とまっているが、なかなかあかない。ひとつ空いたと思うと、知り合いだかなんだかしらないけど○○さ〜ん、ここあいたわよとかいって、なんかちょっとよそものはよせつけない、内輪の団結がつよ〜い独特の雰囲気があり、空気としては、観光客は居ずらい雰囲気もありました。
でも、そんなことをいちいち気にする私ではないので、いつものマイペースでどっぷり熱湯につかっていたのですが、店の人が温度をチェックしにきて、43,8度と知った瞬間、さらに湯が熱く感じて、えっ、こんな高温に私ったら何回もつかっているのと思い、丁度満足したところで、終了しました。
脱衣所は老人施設のようだし、マジックで大きく名前がかいてある洗面器をもってくる地元の常連おばちゃんばかりで、今まで体験した共同浴場のまったり、ひっそりした雰囲気とはことなった独特の空気がただよう湯でした。

3湯目 湯川子もちの湯


そろそろ夕刻に近づいてきたので、ホテルチェックインまであと1湯か2湯かな。
まずは駅をめざす。
駅周辺をぶらぶら散策していたら、のどが渇いているせいか、お店のミカンがやたらと美味しそう。
ここらへんは名物って干物ばかりだし。
夜、ホテルで食べるミカンでも買っていこうと思ったら、「ほら、お姉さん」と八百屋さんのおじちゃんがちいさな干からびたミカンをひとつくれた。
そういえば、去年伊東にいったときも道でみかんをもらった気がする。
あ〜うれしい。そして、すぐに食べたかったのでおおきなミカンをひとつ買った。
毎日、食後の果物をかかせない私にとって、旅行中は果物って結構食べられないのでうれしい。といっても一袋は食べきれないしということで、またまたせこいことをしてしまった。
3湯めは駅の近くにあった子もちの湯。
かなりわかりにくく、店の地下にあって、いままで地下にあるお風呂屋は始めて。
ちょ〜レトロ
脱衣所も中も狭く、古く、ひともひとりふたり?まさしく私の大好きな共同浴場の空気である。
連続3湯目ということもあり、ややお疲れモードでしたが、入ってみると、先ほどの43.8度なんかくらべものにならないほど熱い!
しかし、ここにいたおばちゃんいわく、「ここはなんでも効くのよ」と。
入ってみると、なんとすばらしく温まる。3湯目にして最高!泉質はどこもかわらないけど、温度はそれぞれ違うし、微妙に入った感じはそれぞれ。
でもここは熱いけど、一番きもちよく本物っぽい。{どこもほんものですが}
やはり、疲れた。今日はもうチェックインしちゃいましょうとホテルに向かう。
むかう途中、またまたあった。「汐留の湯」というのが。
でも、今日はこれから、今日のメインイベント、ホテルの温泉を満喫しなければいけないんだから。
チェックインするとすぐ、部屋に行く前に浴場チェック。
大きな浴場と露天のみ。
まずは、恒例のチェックイン後の一杯。
自販機でチューハイをごくっと・・ああ、なんとも至福のひと時。
だいたいいつも行動パターンは決まっていて、ホテルに着くまで外でかなり温泉に入ってきているので、ホテルの温泉に入るまえには、ちょっとだけグビット一休みするのです。さて、時間的に、もう1件いけそう。
4湯目 汐留の湯

ホテルの大浴場に入る前に、近くの汐留の湯へ。
ここも、典型的な公衆浴場の雰囲気。
浴槽は小さかったけど、夕方のためか、比較的人がいました。
やっぱりここも、湯が熱いから、浴槽のはいってもみんなすぐでてしまう。
観光客っぽい、若い女の子が一人入ってきた。予想をうらぎらず、長い髪をゆっくりゆっくり丁寧に洗いそのあと浴槽へ。
案の定、すぐでてしまいました。やっぱり、こんな熱い湯に、長くしかも何回もしつこくはいっているのは、どこにいっても私くらいですが。
ここは、3湯目と同じかんじ。
伊東共同浴場は湯川第一、第二、第三浴場まであり、子持ちの湯は第1、ここは第3湯川なのである。
だから、熱くて、源泉そのままなのでとってもぽかぽか、きもちよかでした。
脱衣所で体をさましていると、先ほどの若い女の子がとなりで、うつぶせている。あ〜これはのぼせている。
いつものおせっかいがでて、声をかけると顔色も悪い。横にならせて、頭を冷やして、水を用意。
番頭さんよりしきってしまった。いつもこういう場面って、看護師さんになっちゃうのよね。とくにお風呂屋では。
ひとりではなく彼氏ときていたようで、よかった。
しばらくすると、着替えだし、ああ、なんとか大事にいたらくてよかった。

5湯目 ホテル伊東バウエル

ここの泉質は伊東で最高!ということで、このホテルを選んだわけですが、大浴場にはおおきな浴槽がひとつ。
あとは外階段を上って、海が一望の露天風呂。
共同浴場とはことなり、だいたいホテル」の大浴場は入りやすい温度に調節されている。
さんざん、漬かりまくってきた私にとってはぬるいくらいが理想。
大浴場は共同浴場とはちょっと泉質がちがい、ちょっとにおいがする感じでしたが、さらっとして気持ちがいいし、温度も適当。
そして、そして露天が最高!まさにオーシャンビュー。ちょっと熱いくらいで気持ちいい。
明日の朝が楽しみ。
一人になり、真っ暗な海をみながら、極上の気分にひたっていると、壁をはさんだ男性の露天から、若い野郎の集団がはいってきたらしく、大きな声で「すげ=〜。わ〜。お・お・しゃん・びゅ〜1!」と大騒ぎ。しかもお湯がざ〜っと下に多量に流れる音。思わず、姿がみえないこといいことに「うるさ〜い。しずかにしてくださ〜い」と注意してしまった。その瞬間しずかになってくてた。わりと素直なもんね。きっとうるさいババアとかあとで言ってるんでしょうが。その通りだからなに言ってもいいですよ。

翌朝もゆっくりホテルの大浴場、露天を堪能。
いつも、朝6時には起きて、一番風呂と思うのですが、結局8時をすぎないと行動できない私。
で、いつものようにチェックアウトぎりぎりまで、入っていました。

6湯目 湯河原ラドンセンター
さて、2日目は湯河原へ移動。
途中、電車のトラブルで予定より1時間ほどのロスはあったものの、1時前には湯河原へ到着。
ここは、どうやら焼きそばが名物らしい。
そして、かまぼこ屋さんばかり。
これといって特別おいしそうなものは見当たらず。
目指すは、駅近くのラドン温泉。
昨年、伊豆長岡ラドン温泉のすばらしさを体験した私は、ここにもあった!見逃すわけわなく迷わず今日はここでゆっくりするぞ!
館内はとても人が少なくひっそり。
湯河原自体は梅のシーズンで混雑していたのですが。
ここは、天然温泉とラドン温泉のみのシンプルな施設となっていました。
ラドンは温度がかなり低めで、以前のラドン温泉ほど強烈な温まり方と心地よさはえられないものの、やはり体にはよさそう。
この時間帯は朝から温泉につかりきっているせいか、ややパワーダウン。
したがって、猛烈な入り方はできず、休憩やマッサージをしてのんびりと過ごしました。
これから、今日のメインの湯宿があるので。

7湯目 ままねの湯

あったあった!
湯河原にも共同温泉浴場のようなものが。
調べると湯河原には大きな温泉施設しかなかったけど。
こういうところがいいのよね。
共同浴場らしく、せまくて入口もわかりにくい。
宿泊予定の宿のすぐ近くだったので、チェックインしてから行きました。
宿の人に聞くと相当熱湯とのこと。
案の定人は2人くらい。一人のおばちゃんはペットボトルを持参しながら、浴槽のふちに腰かけゆであがりきっている。
出てくるおばさんいわく、今日は8度よ。なにっ?「お湯が48度」ぎえ〜。
伊東の共同浴場43,8度どころではない。
本当に湯温計をみると48度ちかくになっている。水風呂もこういうところにはないし。
勇気をしぼって入ってみると、なんとか入れました。まさに、まさに源泉そのまま。本物です!!
あまりにも疲れたからって、小田原のほうからきている人もいた。
やはり、熱い源泉そのものはそうとう効くらしい。
とくにどこも悪いところはない私ですが、体の悪いところはすべて治りそうなくらいの湯でした。
あまりに刺激的だったので、是非もう1回おとずれたいと思いながら、私も48度の温泉にはいれたという満足感を感じながら宿にもどりました。
 
8湯目 湯宿 高すぎ
小さいけど、赴きのある温泉宿。
まさに温泉のための宿といった感じ。ロビーにはいろいろな芸能人の色紙がありました。
そうか、有名な宿なのかしら。玄関には水槽がなにやらたくさんありましたが、あまり興味はありませんでした。
今日もいっぱい温泉はいったし、ここでは1日のしめくくりとしてのんびり温まる程度にしよう。
残念なことに露天ふろが今日は男湯専用に。明日朝は女性になるらしい。ちょっと残念であったが、今日はもう、パワーないし、明日露天にはいれるほうがいい。
ということで、ここも源泉かけ流しの熱湯。しかし、ままねよりは多少入れる感じ。

翌朝は、熱〜い露天に。なぜか、内湯より露天が温度が高い。今日は気温が高いためか。
ここは、飲泉許可を得ていないようなので、基本的には飲むことはできないが、宿の人の話では、飲泉許可が出ているってことは、塩素とかがはいっているらしい。
うん。うん。つまり、許可を得ていないほうがより、本物の源泉なのか・・とまた、勝手な判断をし、だれもいないことをいいことにチャンス!
いそいで、部屋にもどり空の1ℓペットボトルを取りに行き、露天の源泉のでてくるところから、本物温泉を1ℓゲット!
やった。貴重な貴重なお土産。
大事に大事に持って帰りました。
結構のみやすかったです。飲泉としては。
違反の温泉泥棒でした。すみませ〜ん。
安くて、部屋もやや寒くて、なにもなくシンプルなお宿でしたが、温泉に来たらこういうところに停まるのもいいかも。


9湯目 独歩の湯


感動!!
こんなに楽しい足湯がああるとは。
もう、湯河原に住みたい!地元のおばちゃんいわく、冬はここで足湯しながら、コンサートがあり、イルミネーションがきれいだとか。
9つもある足湯。
それぞれの効能があり、胃腸、肝臓、腎臓、高血圧、精神安定などなど・・
もちろん全部制覇!
なかでもあえて腎臓に効くという湯を堪能したかったが、とにかく熱い!とても気持ちがよすぎるのですが、これでは低温やけどならぬ、高温やけどだ!
天気も良く、ここなら何時間でもいれそう。
しかし、次を目指すため、約1時間半くらいで退去。
ここは、是非是非もう一度おとずれたい。超健康になれそうです。
やはり、足湯は最高!!
10湯目 ゆとろ嵯峨沢の湯

11湯目 熱海駅前温泉 田原湯

2泊3日で10湯も制覇して、肉体的にも精神的にもかなり満足しきって幸せの絶頂でしたが、最後に(実はここは今回の締めくくりとして、私の予定に入っていたのです)熱海で新幹線の時間調整に最適というキャッチフレーズである、駅前温泉へ。
予想通り、こじんまりと、しかもわかりにくく、それでも渋い!入ってみると2人くらいしかいず、これまた私の大好きな地元銭湯の雰囲気。
湯河原、伊東の無色、透明、さっぱりという湯に散々つかってきたので、ここ熱海の温泉はちょっとちがう。塩分が多いというか、成分も多分濃い感じ。とても熱いのを予想していたが、意外と入れる。ちょうどいい温度。しかも温まり方も最高!でいて、結構長く漬かっていられる。新幹線の時間の関係で1時間ほどしかはいれなかったが、もう1本、新幹線をおくらせてもいいくらいに、出たくなかった。まだまだ漬かっていたかった、ほど、とにかく、とにかく気持ちいい!そして、風呂では肝心な人の雰囲気がいい。気軽に声をかけてくれて、常連さんでなく、立ち寄りの観光客である私もすっかりその場にとけこめる感じなのです。結構、公衆浴場って、地元の人の常連ばかりで、その雰囲気になじめないというか、よそものって感じがしてしまうところが多いのですが(私の経験から)、でもここのおばちゃんたちは、暖かくていい人でした。そこがますますお気に入りでした。今回の旅行で最高の湯だったかも。
あ〜最後に来てよかった。さらに幸福度をアップさせ、お楽しみの新幹線に乗り込みました。案の定、あと何分と時計をにらみながら駅へ。もう、お土産やをのぞいている暇はないぞ。あ〜、でも、あった!あった!お土産やで「熱海地ビール」という輝かしい物体発見!もちろん、まよわずゲット!そういえば今回は伊豆地ビール1本しかかっていない。なんて、最後の締めくくりが最高な旅だったのでしょう。そして、恒例の最後の新幹線でのお楽しみビールを買いこんで新幹線へ。東京まで50分弱ですが、この最後の新幹線の中でビールを1本飲んで、ややふらふらしながら東京駅を歩き、家路に向かうといういつものパターンで締めくくった旅でした。