真夏の京都大文字五山送り火WALK


さんざん、たいたいを連れていくか迷いましたが、今年はママ一人で参加。
京都の大文字五山送り火を鑑賞するWALKINGに行ってきました。
1日目は、14キロ。2日目は25キロコース。
真夏の京都でこの距離を制覇できるか!かなり不安でしたが、テンションあがりまくってましたから結果的には2日間で39キロ制覇です。
事前から気合を入れ、WALKING用のウエアーを新調。スポーツはなんといっても形から入らねば!
最近、WALKINGにはまり始めてからは、ちゃんとしたシューズも新調したし。
これで準備万端。
1日目は前泊しなかったため、5時起きで7時台の新幹線に乗り京都へ。
10時スタート。まあ、みなさん気合入ってるといった感じでした。
団体歩行でしたが、思ったよりペースは速くなく、休憩も適度にあったので、超苦手な早起きの影響もなく、京都の町並みを楽しみながらゴール!
相当の覚悟はしていたものの、思ったより自然の中を歩いていたためか、東京より涼しく、さわやかに感じました。
やった〜!まずは1日目完歩!!
3時前には解散となり、明日への体力を養わなくてはならないのですが、この旅行のもう一つの目的(どこへいっても同じことばかりですが・・)
ママの究極のお楽しみ!ご当地銭湯巡り。もちろん下調べはばっちり。

実は京都には、銭湯がたくさんあるのです。
ここらへんは、いまどきのスーパー銭湯に押され、昔ながらの銭湯は今は数少ないのですが。
といっても、千住あたりの銭湯をひそかに巡っている風呂おたくの私は銭湯でしか味わえない醍醐味にかなりはまっているので、始めて行く土地の銭湯は楽しみこの上なしです。それを目標にいくらでも歩けそうです。
まずは1湯目。
五条にある白山湯。ここは天然水というキャッチフレーズに第一候補でした。
めずらしく迷うことなくスムーズに到着!
実は先週1泊で大阪に行った時も銭湯によったのですが関西の銭湯はどこもサウナと水風呂、そして薬湯、ジェット湯などがどこもそろっていて、410円。
都内の銭湯もサウナのあるところもあるが。豪華な銭湯です。
ここ白山湯は人気らしく結構混んでいました。湯は熱く、浴槽にはいっている人は少ないと思いきや!
サウナは座るところがないくらい大繁盛。
雰囲気からほとんどの人は常連っぽい。
温度はかなり高く100度〜110度くらい。さてとせっかくだから一番人気のサウナへと入ると、みんなマットで席取りをしているではありませんか。
こっちの風呂屋では席取りは禁なのよ。とおもいつつ空いているところへ座ろうとすると、常連のなかでも主のような関西おばちゃんが、「あんた!ここは人がいるのよ!!おうちゃくして!!ただでさえここの人は体が大きいんだから!!」
そんなこと知ったことか!私はここが空いていたからすわってんのよ!なにが悪い!!と思いつつもたとえこの先一生会わないとわかっていてもこの強烈な関西おばちゃんとやりあう勇気はなく、仕方なく、場所取りがされていない上段のアッつ〜いところで頑張りました。
こんなことではあきらめないぞ。
そんな不快なおばちゃんはどうでもいいけど、ここの水風呂のすばらしいこと。天然水使用とのことだが京都の水は違うと一瞬にして感じるほど。
あ〜さすが京都の銭湯。来てよかった。
さて、味をしめた私はこれまた懲りずにもう1湯。
今度は不快なばばあがいませんように。と近くの銭湯にいったら廃業。まあ、よくあるパターンね。
とまた、あきらめずに京都駅前の東湯へ。
ここはビルの3,4階にあるという変わった設置。
幸い、さきほどとうってかわって客は1,2人。
少し会話をやりとりしましたが、とても優しくいい人でした。
中は白山湯にくらべると狭く湯の種類は少なかったものの、ゆっくりできてよかったです。
明日にそなえ、ホテルに戻り、これまたアパホテルの天然温泉。これもなかなかでした。
アパホテルは全国にありますが、天然温泉大浴場をそなえているところが多く、すっかりアパホテルファンです。
ちなみにアパホテルは料金もリーズナブル。

2日目。
今日は昼スタートなので、2泊目のホテルに荷物を預けてから集合場所へ。(もちろん、朝風呂はばっちりはいりました)
河原町の鴨川付近はお祭りなのかいろんな出店で賑わってました。あ〜おいしそうなものばかり。
ゆっくりお店みたいな〜と横目に、しかしわたしの目的は!!とにかく今日は25キロ制覇なのだ!1
今日は自由歩行。
11時45分ころスタート。予定だとかなりせっせと歩かなければ、18時までのゴールまで厳しい。
おいしそうなお店が立ち並ぶ街並みを横目に、早く店のない田舎道にならないかな〜と孤独なスタートを切りました。
時間的にも昨日より暑さは厳しい。途中2回もドリンクサービスがありうれしい限り。
京都らしい町並みを堪能しながらも、ただ、ゴールに間にあうようひたすら歩く。
前半は結構いいペースで、暑さにもめげずがんばりました。
さすが、いつも準備の悪いママも今回はスポーツ用品店で買った、汗の吸収性がよいウエアーを着ていたし、シューズのはき心地もよい。
3時ころまでの暑さにはなんとか対応。
後半は徐々に日も落ちてきて、そろそろペースダウンしようか。とちょっと余裕がでてきたころ、1時間ほど、大阪から来たバリバリ気合のはいったおじさまとしゃべりながら歩きました。一人でもくもくと歩いていると、時間と歩数ばかり気になりので丁度よかったです。
そのおじさんといったら、年齢多分70歳くらいですが、余分な贅肉はすこしもなく、日に焼けてひきしまった足!
みとれてしまうくらい。ばりばり大阪人!関西の人って勢いあっていいなあ。
京都のこと、WALKINNGのこと、いろいろ教えていただきました。
体は限界に近づいているのに、なんだかこの人と話しているとますますWALKINGをこの先もやりたいって気になってきました。
なんと彼は100キロくらいのWALKINGもやってしまうそうです。
本当に世の中いろいろな人がいるものです。
こんな出会いがあっただけで、この旅の甲斐あったといってもよいくらい。
しかし、気がつくとあっという間におじさんは先に歩いてていってしまいました。
話しによると彼はお酒大好きでWALKINGの最中でも昼のビールを飲んでいるそうです。
なんだか気が合いそう。
そうこうしているうちに、いよいよフィナーレの鴨川沿いに。
もうここまで来てしまえば、疲れもなのその。そうだ!時間までにゴールすればゴールでのビールサービスだ!
夕刻の鴨川沿いを「ビールっ!ビールっ!!」と声をださないものの心の中で歌いながら、冷たそうな鴨川で水着げ遊ぶ子供の姿をみながら最後のひと踏ん張り。
ちょーど疲れがピークに達したころ、ドリンクサービスがあり、凍ったアクエリアスが配られました。
しかし凍っていて飲めない!やっぱり、ゴールのビールまで我慢しよう。
そうして、予定よりだいぶ早めの5時半まえにはゴールの鴨川河川敷に無事到着!!
ママ結構やるじゃん。
自由歩行だったので、途中で抹茶かき氷を食べてるひと、ござ敷いてお弁当食べている人、路上の野菜を買っている人、いろいろいましたが、多くの誘惑を横目にひたすら歩いた私は、この2日間の歩きになんとも言葉で表現できないような心地よさと満足感を感じ、ビールをいただき2日間、39キロのWALKを無事終えたのでした。めでたし!

さて、25キロ歩いた後は、どんなに疲れていても、お楽しみ銭湯へ。
昨日とは違う銭湯へ!しかも2件はしご。この風呂パワーには自分でもあきれちゃいます。
京都の銭湯は中身はほとんど一緒ですが、それぞれに番頭さんが常連客と世間話していたり、地元のひととの交流もはかれて、本当にお風呂情緒たっぷり。やっぱり日本の京都だ!!

3日目
今日は、WALKINGはないので、観光といきたいところだが、私の目的は銭湯巡りを最後まで満喫なのです。
さて、1湯目。朝からやっているところといえば、京都タワーのタワー浴場。
これまた、どんなものか楽しみ。
案の定、朝着の観光客と思われる若いお姉ちゃんで結構混雑。
地元の常連しかいない街中の銭湯とは、雰囲気打って変わってでした。
まあ、どんな人がいてもいいけど。
残念ながらサウナは故障中。都会的なお姉ちゃん集団はろくろく湯にも漬からず、長い茶髪を丁寧に洗い、さ〜っとでていってしまいました。その中、いつものごとく、長時間でたり入ったり一人で朝風呂を楽しみました。
さて、2日間の疲れも吹っ飛び、パワー充電。
まだ、銭湯が開くのには時間があります。
そこで、温泉施設「やまとの湯」というところを見つけ、まだまだ、体力があることをいいことに歩いて散策。
これが大失敗。ところどころで道をききながらいったはずなのに、目的地まで1時間半もかかりやっと到着。
せっかくいろいろな種類のあるお風呂にきたのに、来るまでの疲労とタワー浴場の疲れもあいまって、そとで休憩したり、水風呂ばかり入って、十分堪能できず、やや不燃焼。
さて、やっと3時近く、やはり、もう1湯はいってから帰ろう!
もう、迷うのはこりごりとようやく自分の力量に気付き、昨夜最後にいった、「サウナの梅湯」という銭湯に。
ここは、ちょっときれいで洋風。さっそく入ると、人は2人くらい。
ここのサウナは演歌が流れていて、さすが京都情緒!!さっそく、100度以上もあるサウナに入り、演歌に聞き入ってまったりしていると・・なぬっ!なんか見たことある人!そうだ、1日目の白山湯のサウナでえらそうに私にいちゃもんつけた、おばさんではないか!!どうやら、ああちらも私を覚えていた感じ。だからって会話する気はなく、知らん顔してはいっていると、私の行動をいちいち眼でおっている。そして、なんと私は最悪のことを起こしてしまった。サウナの入り口にそのばばあは温度を下げるためか石鹸ばこを入口の足元に挟んでいた。サウナの入り口の戸はたいていがとても重いのですが、戸を閉めるときになんとなんと、そのおばさまの石鹸ばこを割ってしまったのです。そもそもサウナの入り口にものを挟むことは禁止なのよ!悪いのは誰!と思いつつも、もう一生会わないはずだった関西おばあさんと最悪なムードの中、空いている銭湯でしばしの時間を過ごしたのでした。今日は白山湯は定休日。だからここへ来たのでしょう。なんと暇なおばさんですが、観光にきて風呂屋で再会する私もそうとうの変なひとでしょうか?
でもでも、もう絶対、一生会わない自信はあります。
そんなことで、最終日も夕刻、そろそろ新幹線に乗らねば。
いつものごとくまだ、お土産ひとつ買ってなく、焦るがさすがお盆の京都はお土産屋は混雑。しかも、あまりに美味しそうなものばかりで目うつりして、ますます買えず。いつものようにホームのキオスクで発車したらすぐ飲む自分のビールをまずは最優先し、最低限のお土産を買いこみ、楽しくも笑える京都2泊3日WALKING&銭湯巡りの旅を終えました。