{仕事にまつわること}①帰宅困難者対策。視覚障害者は・

先日の新聞で視覚障害者が震災当日、歩いて帰宅するのに周囲が視覚障害者に気づいてくれず、混雑の中ぶつかったり大変困難な思いをしたとの記事があった。最近帰宅困難者対策に関する記事を目にすることがあるが、やはり健常者が対象であることがほとんどです。
先日、仕事で視覚障害者の病院受診の介助の際、人身事故に遭遇した。駅には多くの人がごった返していた。そのとき感じたことが世の中の人っていかに周りを見ないで歩いていること。白い杖をついていかにも視覚障害者なのに平気でぶつかってくるし、数少ないエレベーターはベビーカーの若いお母さんや元気な制服きた学生でいっぱい。病院に向かうためにいつもと違う経路を使うことになり、エレベーターのない駅の慣れない階段を歩いたり大変な思いをした。震災や思わぬ事故に遭遇したとき、障害者は必要以上に困難を強いられることを感じた。それゆえに世の中の人が電車の中や歩きながら携帯に釘付けになるより、もっと周囲に目を向けてくれたらよいなと感じた。