{お風呂にまつわること}③真冬の伊豆半島公共の湯めぐり

1月のある寒〜い週末。
最近は、国内ウォーキングの旅ばかりでしたが、急遽温泉へ。行き先は、この時期寒くない慣れている伊豆へ。
1日目。午前中仕事を終え、その足でまずは熱海
1湯目。熱海駅前温泉

ここは、以前来たことがあり、熱すぎず、しかも熱海温泉なので塩分があり、非常に温まる。しかも、駅近。前回も今回も、地元の人なんだけど入って来る人はいい人ばかりで雰囲気もいい。出た後もぽかぽかが持続。とても落ち着けるお気に入りの湯でした。

2湯目。伊東湯川弁天の湯。
伊東駅降りたら強烈な風。昨年の台風で薬園台駅の線路に飛ばされた時と同等の強さ。やや命がけで歩かないと、本当にヤバかったです。それでも、めざすものはあきらめず。風呂は熱めで最高でした。どんなに寒くても、強風でも湯につかると体も気持ちも緩み、もうなんでもokになってしまうのが風呂の魅力。ちょっと場所が分かりにくく、通りがかりの地元っぽいおばあちゃんに聞くと、ラッキーなことに、今から私もそこに行くところとのことでとことこついていきました。
その後、なんとか駅にたどり着き宿まではタクシーで。

3湯目。岡布袋の湯
チェックインしたあと、しつこくもう1湯せっかく伊東にきたからには、雨でも風でも伊東公共浴場をたと一つでも入りたい。宿の近くにあるはずの湯が閉まっていたので少し歩き、岡湯へ。
ここは先ほどより、気持ちややぬるめのきがしましたが、身体に染み渡る暖まり方でした。

4湯目。本日のお宿。伊東大東館。
もう、すっかり湯に浸かりすぎ。いつものことだけど、宿につく頃は疲れはて、ざーっと一応入る程度。大概、ホテルの大浴場はだれでも入りやすいように、ぬるめなので、クールダウンにはちょうどよい。しかし、ここには貸切窯風呂があり、暗いけど、プライベート満喫でき、次回たいたいを連れてこれそう。

2日目。
ホテルの朝風呂へ。ちょこっとつかり、熱海へGO。朝風呂より、とにかく朝飯を食べなければ。ここは、朝食は無料サービス。普通のバイキングよりは簡素ですが、朝食にはちょうどよいくらい。地元の野菜がおいしかったです。パンは食パンだけですが、何枚食べてもいいし、今度たいたいを連れてきても良い感じの宿でした。

5湯目。熱海山田湯。
駅からはちょっと離れた場所にある地元の公共浴場。これといって特徴はなかったかな。
駅前温泉の魅力には叶わない。

伊豆長岡温泉へ。
6湯目。伊豆長岡の公共浴場ゆらっくすの湯

   長岡の駅から歩いて歩いて、やっとたどり着いた。温泉のためならどこまでも歩く私。
   やっと着いたと思ったら、満員ですからちょっと待ってくださいと。
   しかし、待つだけの甲斐がありました。かなり熱湯ですが源泉かけ流し!加水なし!まさに本物!ちょっと気合いれて入っちゃいましたが、あったまる〜。
   いつものごとく、この熱い湯に何回も浸かっては真水を浴び・・を4,5回繰り返して、どっぷりいつまでも湯舟に浸かっているのは当然くらいでした。
   この熱さの湯には普通の人は1,2分がいいところ。そして湯舟に入るのは、せいぜい2回くらいでしょう。いつも、安い公共温泉で何倍も元をとっている風呂泥棒の私でした。

7湯目。同じく長岡の公共浴場あやめ湯

   まだまだ、時間はあるので、こりずみにもう1湯。
   ここも地元の人がほとんど愛用されている公共の温泉。こじんまりとしていて、お湯自体はゆらっくすと大きな違いはありませんが、雰囲気的には落ち着きます。
   もう一度、長岡にきたら、絶対来ます。

8湯目。今夜の宿泊先の修善寺温泉を目指します。
   修善寺温泉筥湯。
   かなり雨が強くふっていました。が、修善寺にきたら、なんとしてもここに来たかった。
   源頼朝が入ったという由緒ある湯です。
   外観4も赴きがあり、檜風呂になっていて、長岡に比べるとそれほど熱すぎず、丁度良い。はずが、私としたらもう、かなりの湯あたり状態。
   本当に気持ち良く、またまた、まったりはいっていると、ちょっと軽い吐き気のようなものを感じてきた。
   やや控え気味にしたつもりでしたが。でも、周囲の人に比べると満喫しすぎていたかな。

9湯目。今夜のお宿修善寺温泉ホテル滝亭
    雨の真っ暗な道を歩き、やっとたどり着きました。
3日目。
 修善寺から湯が島温泉を目指します。
熱海、伊東、修善寺とここまでは、実は過去に行ったことのある温泉でした。修善寺まできたら、一度来てみたかった湯が島温泉。またまた、目指すは公共浴場。
 
10湯目。世古の湯

修善寺からバスで30分くらいゆられ、湯が島温泉到着。賑やかな温泉街とはうってかわって店もあまりなく、ひっそりしていて、まさに秘湯の湯。バス停を降りると男橋、女橋、出会い橋など色々由来があるのだろうが、まずは渡って目的地へ。
あったあった。山道をくだり、古いたてもの。入り口の木の箱に100円いれる。予想通り私一人。小さな浴槽がふたつあるのみ。熱めだが、やや硫黄の匂いがする。よく温まる。しばらくすると2、3人はいってきました。知る人ぞ知る秘湯って感じでしたが、よくきく名湯らしい。100円でこんないい湯に憑かれるなんて。朝からテンションあがります。

10湯目。テルメいづみ園
さて、次の目的の河鹿の湯が開く時間まで少しある。といっても時間をつぶすようなところもなく。ふと目に入った看板。湯治風温泉てるめいづみ園。ちょっと歩くけどいってみちゃおう。風流な本当に湯治によさそうな趣のある建物に露天風呂、内風呂でさんざん廻っている地元の公共浴場とはことなり、やや優雅な気分でゆっくりしました。たしかに源泉かけ流しでいいお湯でしたが、やはりどこか公共浴場の源泉かけ流しとは感じが違う。

11湯目。河鹿の湯

 もう、終わりにしようと思いましたが、せっかく湯が島にきたからには事前にチェックしておいた河鹿の湯を目指します。途中すごい上り坂を90度くらいに腰が曲がったお婆ちゃんがゆっくりゆっくり歩いています。先ほどの風呂で合った方かもしれない。
さて、河鹿の湯は川端康成が泊まったという有名な湯本館ていう旅館の隣にあり、地元の人が愛する公共浴場って感じです。小さな浴槽が一つあり、カエルの蛇口から湯が出てき
ます。せこの湯とはちょっと質の違った湯でしたが、熱めで非常に気持ちがよい。やはり、来て良かった

12湯目。熱海駅前温泉(2回目)
湯が島温泉をはいりつくし、帰路へ。湯が島〜修善寺〜三島〜熱海。ここで締めくくり、新幹線の時間に合わせ、最後の一風呂熱海駅前温泉に一時間ばかしの短時間。やっぱり、ここは温泉旅行の締めくくりには最適。

13湯目。しめくくりは都内蒲田黒湯温泉
すっかり温まったところで新幹線に乗り込み、品川へ。今回はまっすぐかえらず、たまには都内の温泉も味わおうとかなり強行、タイトな企画。蒲田の駅前にある黒湯温泉。以前、養老渓谷ではいったことがあるが、伊豆の温泉ほど熱くなく、見た目はコーヒーに入っているようで真っ黒でグロテスクだが、湯はまろやかでじんわり温まる感じです。しかし、しかし、ここに到着した時点でかなり、のぼせ状態なので、今度はここを一番風呂として、黒湯を満喫したい。都内にもいい温泉や銭湯がたくさんあり、わざわざ旅行しなくても手軽に湯を満喫できることを最近感じます。
しかし、相も変わらずよく浸かった3日間でした。こんな温泉の入り方なもんでやはり温泉旅行はひとりふらっとが最適。だれも、こんなペースにご一緒してくれるような人を探すのは困難である。
そして、月曜日の朝帰り(昼帰り?)をした午後は元気に仕事に行きました。