筑波100キロウォーク〜涙・涙の完歩!!〜

5月25日。筑波100キロウォークに参加しました。
2回目の100キロウォークにチャレンジ。
昨年、三河湾100キロは26時間半くらいかかりましたが、今回は24時間制限時間です。


天気はまずまず。筑波山を眺めながら13時スタート。ひたすら、筑波リンリンロードをひた歩く。信号もないし、車もこないし、歩きやすいけど、ちょっと飽きてしまがちなコース。


はじめの20キロ地点はスタート地点の筑波休憩所に戻ってきました。
トマトのおもてなし。
まあ、普通のトマトでした・・

めんち、アンパン、カップラーメンのサービス券がついてきましたが。
名物メンチは」いつ出るんだろ??
30キロまでが妙に長く感じる。けどペースは順調。そろそろ小腹がすいてきた。めんちはどこででるの?あ〜メンチ、メンチを楽しみに。体力的にはまだまだ、余力あり。

30キロ地点の手前で、ありました。待望の牛肉メンチ、豚肉メンチ、野菜コロッケ、お一人様一つ。さめてて、普通のメンチでしたが、この状況においては、何食っても旨い。パワーを充電し、次のポイント40キロ地点をめざす。
めんちのおかげで、パワーはまだまだ。次のチェックポイント40キロまではこの感じでがんばれそうかな・・
脚も大丈夫!心配していた外反母趾の痛みもなく、(先週靴のメンテナンスしててよかった〜。なんて準備のいい私・・)
昨年や今までの教訓から、超ロングウォークの時は、途中でどこか痛めたら致命的。
幸いに私は、どんなに歩いてもめったに豆はできないけど
さ〜て、ここらまではまずまず順調なぺーす。
そろそろ、リンリンロードも暗くなってきました。
と、その時、向かいから白いヘッドライトが凄い勢いで近づいてくるではありませんか・・
もしかして・・そうそう、もうトップウォーカーが折り返し地点を通過し、戻ってきているのです。
しかし、まるで、自転車か、馬??かと思うくらいのスピード。このスピードで100キロ??
一人、二人と折り返しウォーカーとすれ違いう。
どの人も気合の入り方が違う。歩き方もちがうもんね〜。まるで競歩のよう。
え〜マジですか〜。まだ、こちらは30キロを超したところ。コースを全く把握していない私は、折り返し地点がどこにあるかもわからず
しかし、しかし、ものすごいスピードであることはたしか・・
私のように頭の中がメンチやトマトで一杯になってないんだろうな〜
10人くらいすれちがうと、なんと!!いたいた!!ついにおなご!!なんとこのスピードの女性ウォーカー
なんだか、この人たち見てるだけで楽しくなってきた。
ってことは、逆に自分の後ろにどれくらいいるかもわかるってことね。
あ〜、やっとこのコースの意味がわかってきた。


40キロ折り返し地点。休憩所。9時ちょっと前。ほぼ予定どおり。
ここで、後半にそなえて、身体のメンテナンス。
脚にO2クラフト(高濃度酸素オイル)を塗りたくる。
これって、ウォーカーには是非お勧め。絶品ですよ。筋肉痛もつかれも肩、首の疲れに劇効く!!
あ〜もってきてよかった。今、このときのためにあるようなもの。
これ、いつ塗るの〜??
「今でしょ〜」
そうそう、タイムリーにね。なんでも!!
折り返し地点といっても、まだ半分もいっていない。
もう、真っ暗!!さあ、ここからしばらくは、夜道ウォーク。そろそろヘッドライドをつけ、ひたすら、同じ道を歩くってやつ。まあ、考えてみれば、夜中なんてどこあるいても同じだけど。午後からスタートだったためか、ここまでもかなり長く感じる。こんなに歩いても、まだ、半分行かない。50キロすぎれば、気分的には楽になるかも。しかし、ここまでは順調。ペースは一定で予定通り。後半はなにがおこるかわからないので、歩けるうちに。

次の目標は、あんパン。あんパンはどこで出るんだろうな〜
こんなことを考えているうちは、まだ余裕がある証拠!!

11時ちょっとすぎ。無事50キロ。あと半分。ペースはこのままでOK!
と、一安心していたら!!あ〜ら〜平坦な道でなんと転んでしまった。
順調に歩いていつもりが、身体がかたまっていたのでしょう。ゆっくり立ち上がると膝がやや痛い。
膝サポーターをしていてよかった(やっぱり準備万端な私だわ)幸いどこも負傷なくウォーク再開。
転んで手を骨折する人もいるってことわかった気がする。あ〜運がよかった。
ちょっと気をひきしめなければ

60キロ地点。1時15分だったかな。2度めの筑波休憩所にもどってきた
なんとか無事。ペースも落ちてない。ここからが勝負なんでしょうね。
あちらこちらで、まめの手当てをする人。ベンチでねそべっているおじさん。みんなペースも落ちてきている感じ。
ここから、次の休憩ポイントまでは12.7キロ。
ちょっと脚がいたいか・・でも3月に65キロ歩いているからまだ、記録更新ではない。
ここからが悲劇のはじまりはじまり・・
4時には明るくなるだろうか・・
ここから約2時間半。なにも考えずひたすら歩く。同じような道を。
不思議とペースは落ちず、どんどん男性ウォーカーも抜いていく(ちょっと私って凄いじゃ〜ん!!)

長かった。ようやく72.4キロくらい。休憩ポイント。ここから80キロ地点の土浦からは最後の折り返しとなる。
気がつくと、脚が・・大腿四等筋がぱんぱん、激痛!!
ここで、再度、O2クラフトオイル&バンテリンを塗る。時間をかけて・・そして、念入りに全身ストレッチ。
このストレッチは、時間がムダなようで、実は頻回なストレッチは実は早道であることは、過去の経験から実感したもの。
まだ、30キロちかくあるし。いつ全身のお手入れやるの・?
今でしょ!!」
しかし、それも遅すぎたよう。というか遅い、早いの問題ではなくこの距離をやすまず歩くこと自体、脚がおかしくなるのは避けられない。
がんばれ!
もう、無心。頭のなかもなにも考えられない。
とにかく、バンテリンのお力をこうむりながら、ペースは劇減。
気がつくと、夜が明けて、明るくなりだした。そうか、一晩あるいたのね。
そんな中、もうトップウォーカーがゴールを目指して折り返してくる。トップは断トツ。ぶっちぎり。そのあとしばらくすると一人、二人と・・
なんてすばらしい。自分の悲惨な身体を励ますがごとく、一人一人に拍手をした。

なんて、長いんだろ。うしろから、スタッフのおにいさんが、凄いスピードで・・80キロ地点でまってま〜す。あんぱんがあるから・・
明るくなって、眠気も・・
眠いし、脚いたいし、低血糖のような感じだけど、消化管は機能していない感じで食べたいものもないけど
飴、チョコレート、そして休憩ごとに、アクエリアスを飲んでも、のどはどんどん渇く。
ここからは3キロがきつい。
ようやく土浦まであと、3,7キロ。限界〜助けて〜

何時だったろうか。ペースはかなり落ちていてどんなにあるいても距離がすすまず
80キロ土浦。あんパンゲット。もう、あんぱんのうれしさもなにも感じることさえできず。
しばらく、休むと歩き始めがなんと痛いことか・・
20キロ!ながいな〜。
もう一歩一歩引きずるように、まるでゾンビ。そして睡魔との闘い。
最後の休憩所。あと12.7キロ。
最後の脚のお手入れ。これだけはおこたらず。
周囲はみなほとんどゾンビであった。抜いたりぬかされたり。
10時ころからはどんどん蒸し暑くなってきたが、暑さなんて今後におよんでどうでもよいこと
この脚の痛みよ〜
80キロのときは死ぬかと思うほどの痛みは、湿布が徐々に効いてきて、これはあんとかゴールまでは歩けるかも!
バンテリン様様。
ここからゴールまでの12キロ強は、ほとんど人間の身体ではない。気力だけであるいているようなもの。
後ろから、男女3人組元気?な歌声「アイラービュー〜アイニージュー」
元気をありがとう。
ここからゴールが見えてくるまで、筑波山がきれいに見えるのもなんの感情もなし。
あまりにつかれていらいらし始める私。
100キロ歩いてわかった3キロの長さ。(変なようですが)
11時30分過ぎ
あっ、旗!その瞬間涙が・・いやいや、泣きながらゴールする奴なんていない。
「涙をふいて〜」

100キロゴール!!
その瞬間、脚は完全に塊。もも全体に針がつきささっているよう。
でも無事。おつかれさま〜

針のつきささった脚をひきずりながら、筑波の湯へ

あ〜最高。そして、100キロウォーク後、入浴後のビール。私のし・ふ・く・