素直な子供たち

昨日、市役所に行ったら「障害福祉課」などすべて「障がい」と害がひらがなになっていた。しかも、上からなにかを貼ったような感じで訂正されていた。まあ、そんなことはどうでもよいが。
私は、最近、看護の仕事をするかたわら、障害児にかかわっている。同じ自閉症でもひとりひとりまったく違うし、また、わが子でないと接する気持ちも違い、ある程度、たいたいの育児の経験も味方して、すこし冷静に接することができる気がする。
わが子を含め(また、また親ばか。。)この子たちってなんて透き通っていてかわいいんだろうとつくづく感じ、自分自身癒されて帰ってきています。

小学1年のK君はわが子の昔をみているようだ。いつも窓際が好き。ある雨の日は大好きな散歩に行くことができず、すーっと窓から外を眺めている。しかも幅の狭い窓のデッキに昇りたがる。無言で私の手を引き、私の肩の乗っかって、窓のデッキに昇る。その行動を頻回に繰り返す。こっちは体力的には限界!しかし、私を指名してくれたのでうれしく、答えたい。もし、わが子が同じことをやっていたら、間違えなく「もう、いい加減にして」とどなっていたことだろう。そんな感じで、過去の自分のなさけない育児を振り返り、後悔している日々である。しかし、子供はよくあきずに同じことを何回も繰り返すのが好きだなあ。

A子は超マイペースというか、スローである。約2時間かけて小さいタッパに入ったおやつを食べる。トイレも移動もすべて。帰る支度は20分前から逆算して行わなければならない。彼女を家までおくっていった時、車から出るとき足がなかなか外に出ないので、彼女の足を持って、介助しようとしたところ彼女の足は全く動かなかった。もしかして・・と思い、しばらくそのまま待っているとゆっくり一人で動かし始めた。そうか、自分でできるから、介助してもらうことを拒んだんだ。ごめんなさい!そしてゆっくりゆっくり車から降りることができた。育児はゆっくりゆっくりですね。みんな、いろいろ教えてくれてありがとう。